私自身がそうなのですが、化粧品としての効果を考えるあまり、つい美容成分や添加物ばかりに目がいきがち です。
でも無添加化粧品の成分にこだわるならば、化粧品のもととなる水についても注意を払うべきです。
また化粧品の成分は使用量の多さから順番に表示されています。
このうち水の占める割合は高く、有効成分の浸透をはかるためにも、使用される水の質について確認しておきたいところです。
一般に化粧品の原料には精製水がよく使われているようです。
精製水は常水を蒸留するかイオン交換樹脂などを通して精製した水です。
常水(ふつうの水道水など)よりも亜硝酸性窒素や水中の不純物、汚染の程度などの基準値が厳しく設定されています。
化粧水は水分子(クラスター)が低いほど、有効成分がお肌に浸透しやすくなります。
また弱酸性の水が肌には優しく、肌へのph値が近い値(4.5~6.6 など)がよいと考えられています。
さらに数値が低いほど抗酸化力が高いとされる酸化還元電解位(ORP)についても、肌に近い低さのものが適しているようです。
同様に、肌への栄養分としては水の中に良質のミネラルを含むことも必要です。
ただし硬質のミネラルウォーターなどは化粧品には適していません。
無 添加化粧品として天然成分にこだわるのでしたら、人工的に作られたマイナスイオン水や電解還元水でなく、天然の水が望ましいといえます。
そのためメーカーでは国内の優れた山地の湧水や海洋深層水を使うところ、クリスタル、温泉水など、さまざまな自然の恵みによる水を利用しています。
こうした自然界の水を使 う場合には土壌となる土地の生態系が健全で、環境が汚染されていないことが大前提となります。
ほかにも自然派化粧品などには芳香蒸留水といって、水蒸気蒸留法により精油とともにできる水も利用されることがあります。
ローズウォーター、ラ ベンダーウォーター、オレンジフラワー(ネロリ)ウォーターなど、フローラルウォーターといったものがあり、ほんのりと花の香りがして癒しの効果も得られ ます。