老化の象徴ともいえるシワに対して、いま話題の有効成分といえば、アルジルリンが知られています。
アルジルリン(アルジリン、アルジレリン)は成分名ヘキサペプチドー8といい、AHP(アセチル・ヘキサ・ペプチド3)という6個のアミノ酸が結合した物質「オリゴペプチド」の一種で、シワを改善する効果が高いことから人気が高まっています。
美容外科などで行なわれるボトックスと同等の効果があるということから別名「塗るボトックス」とも呼ばれています。
表情ジワは紫外線による真皮のコラーゲン変性や、活性酸素等によるたんぱく質のダメージ、さらに神経伝達物質の過剰な放出が表情筋を硬くすることが主な原因ですが、アルジルリンには目元、口元、額や眉間などさまざまな表情ジワの原因となる表情筋の動きや緊張を緩和する効果があるといわれています。
具体的には大きなシワの原因となる神経伝達物質の放出に関わる複合体を抑制し、細かなシワの原因となる伝達物質の放出も抑制・阻害する効果があります。
また低分子であることから神経内部に取り込みやすく、シワのもとを根底から抑えることが出来るのです。
アルジルリンはスペインの会社によって、ボトックスに代わる成分として開発されたそうです。
スペインではボトックス注射が法律で禁止されているために、同様の働きをするシワ改善成分のアルジルリンが誕生した背景があるようです。
画像はお肌にアルジルリンを塗った15日後、30日後のしわの状況です。
見づらいですが、肌の表面の凸凹(しわ)があきらかに薄くなっているのがわかります。
(参考引用資料:スペインのメーカーによる実験データ)
ボトックスは筋肉の働きを抑制する効果のあるボツリヌス菌毒素を皮膚下に注射し、筋肉の緊張を抑えることによってシワの改善をはかります。
美容整形などではプチ整形としてよく用いられています。
しかし施術費用が比較的高額な上、半年に一回といった定期的な注入を必要とします。
また注入量が多すぎると皮膚の収れん作用が強くなりすぎてしまい、表情が不自然になることもあります。
こうした点から普段のスキンケアでボトックス同様の効果が期待できるアルジルリンは日々のアンチエイジング対策として取り入れやすいといえます。
気になるアルジルリンの安全性ですが、植物から抽出した成分でアレルギーが起こりにくいように安定化させてあり、非常に安全といえるようです。
またボトックスと違い、注射する箇所によっては表情が固くなるといった副作用もないようですので、安全で手軽なアンチエイジング成分として無添加化粧品にも使用されるようになっています。